まいているうちに、道ばたに落ちた種があった。すると、鳥がきて食べてしまった。
だれでも御国の言を聞いて悟らないならば、悪い者がきて、その人の心にまかれたものを奪いとって行く。道ばたにまかれたものというのは、そういう人のことである。
道ばたに御言がまかれたとは、こういう人たちのことである。すなわち、御言を聞くと、すぐにサタンがきて、彼らの中にまかれた御言を、奪って行くのである。
荒い鳥が死体の上に降りるとき、アブラムはこれを追い払った。
道ばたに落ちたのは、聞いたのち、信じることも救われることもないように、悪魔によってその心から御言が奪い取られる人たちのことである。
「種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、ある種は道ばたに落ち、踏みつけられ、そして空の鳥に食べられてしまった。
「聞きなさい、種まきが種をまきに出て行った。
ほかの種は土の薄い石地に落ちた。そこは土が深くないので、すぐ芽を出したが、